脾と腎を立てとけばなんとかなる

学生の頃、先輩鍼灸師からタイトルのように言われたことがあります。

「脾」とは消化器系の事で、生まれてからのエネルギー源。「腎」は泌尿器系ですが主に腎臓機能で、生まれた時にすでに持っているいわば生命エネルギーと言われています。

この事は東洋医学では何千年も前から言われていますが、最近の西洋医学でも言われるようになってきました。

脳腸相関という言葉が言うように、脳と腸が密接に影響し合っていて、腸が不調になると不安になる、脳がストレスを感じるとお腹が痛くなるなど。実は昨年発表されてましたが、安心ホルモンと言われるセロトニンが腸で作られていることがわかっています。

更に腎臓はその人の寿命である。と言うこともわかってきたと数年前からアメリカで、最近は日本でも言われるようになってきました。

先輩鍼灸師が言ってた「脾」と「腎」を立てとけばなんとかなると言うのはこれで腑に落ちます。

ちなみに立てるとは、治療の道筋を立てる、という事です。

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