稲野治療院の鍼灸は・・・

いわゆる接骨院・整骨院で行われる理学療法的局所的な鍼灸施術と違い、全身のツボに対してアプローチしていきます。
ときにはツボの概念を広くとらえ、面で考えていくこともあります。
しかし考えの中心はいつも全体を捉え、全身の自律神経のバランスを考えていきます。

当院で施す鍼は極細い0.17ミリの物を使用します。その刺入する深さは2ミリ~5ミリ程度です。したがって刺した感覚はほとんど感じません。感じても大きな蚊に刺されたくらいです(^^) また特にバランスが崩れているときは体がその刺激をほしがっているため、全く感覚がなく、刺していることが疑われるぐらいです。他のところで施術してもらったことのある患者様が当院で鍼を受けられると、痛くなくてよくびっくりされます。

当院のお灸には色々種類があり、施術で使うのは多くは棒状の温灸で、それを皮膚(ツボ)の近くにほわっと温かく施していきます。またときには必要に応じ直接灸(皮膚に直接もぐさ置くお灸)もいたしますが、これは大きさが米粒の半分や糸状にしたもぐさ を使いますので、ほぼ痕は付きません。

鍼やお灸って癖になりそうとお考えの方へ

癖とはなんでしょうか?何をもって癖というのでしょうか?
入浴は毎日していても癖になるとは言いません。それは入浴が心身にとっていいからです。
癖になるとは、その瞬間のみ心地よく、しかし長期でみると心身にとって悪くて、しないと我慢できなくなり、回数が増えていくものだと思います。
当院の鍼灸は自律神経を整えるものなので、体が良好に向かっていき自然に治療回数は減ってきます。
その後は予防的に利用していただくだけなので、癖になるという事はありませんのでご安心ください。

東洋医学の考え方

東洋医学では病の治療、予防はもちろん、自分の人生をより充実したものにするための行為や心がけを大事にしていただきたいと考えております。
東洋医学では
病気になって医者に行くのは、のどが乾いてから井戸を掘るようなものだ。戦いが始まってから武器を作るようなものだ
という言葉があります。

この言葉のとおり病気になってから健康を心がけるのではなく、普段の生活の中で体調の管理や食事・適度な運動を心がけていただければと思います。

しかしながら既に体に違和感を感じている方は、ぜひ稲野治療院にご相談ください。

東洋医学には【未病を治す】という言葉があります。
未だ病になっていない状態を未病といいます。
未だ病にはなっていなくても、何らかの信号は体に出ています。
そして、その症状だけを回復させるのではなく「根本」にある問題の症状を知り、「根本」から見直す必要があります。
「根本」を正常に戻さない限り、問題は繰り返し皆様を悩ませます。

ただ、親から引き継ぐ遺伝などの関係で100%正常な形に戻すことができないこともあります。
ですが、自分自身を知り、自分自身とのお付き合いを上手くすることで、病気にならない体づくりを一緒に目指していきましょう。