ムズムズ病

身体のどこかがムズムズして、落ち着かないとか眠れないとか気持ち悪いとか、そんな症状をよく聞きます。自律神経の疲れやバランスが原因です。

何がきっかけはそれぞれでしょうが、例えば小中学性なら身体と自律神経の成長がアンバランスだったり、大人だったら、働き過ぎで自律神経も疲れて弱ってしまったとか、産後の肥立ちが実は悪かったなどが引き金かもしれないですね。

当院の患者様が、どこを探してもムズムズ病に鍼灸が効くって書いてないので書いて下さい、とのご要望がありましたので今回ホームページに書かせて頂きました。

その方は色々自律神経系の症状が出ていて、初めは自律神経を整えたいと言うことで来院。その中で中学生の頃からふくらはぎやお尻にもムズムズがあり、大人になってひどくなると腕の方までムズムズが出てきてしまい時にそれによる睡眠障害もありました。

自律神経の乱れは一朝一夕には治っていきません。霧が晴れる様にすーっとなくなっていく症状もあれば、鍼灸治療の微妙な調整をしながら薄皮を剥がす様にちょっとずつマシになっていく人もいます。「そう言えば今年は昨年よりムズムズ症状がましです」となってきたらしめたものです。

この患者様の場合は初めの3回くらい術後にムズムズがひどくなりましたが、その報告を聞きながら微調整をして治療しますと、5回目くらいから「ムズムズが薄れて夜眠れる日が来るなんて思ってなかったです」とおっしゃっていました。まだまだ他の症状もありますし、症状も出たり消えたりしますが、焦らず整えていくしかありません。

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